著者
安仁屋 政武
出版者
京都大学ヒマラヤ研究会; 京都大学ブータン友好プログラム; 京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院
雑誌
ヒマラヤ学誌 : Himalayan Study Monographs (ISSN:09148620)
巻号頁・発行日
no.16, pp.176-183, 2015-03-28

特集4: 雲南懇話会からの寄稿 = Special Issue 4: Contribution from the Yunnan Forum2000年11月、アフリカ第2の高峰、ケニア山(5199m)にナロ・モル・ルートから登り、地形・氷河湖・氷河等と観察する機会があった。ベースとなるテレキ・ロッジ(4200m)からカミ小屋を経て、トレッキング・ピークのレナナ峰(4985m)を登り、ルイス氷河を末端まで歩き、さらにそのラテラル・モレインを下って、ロッジに戻ってくる周回コースであった。途中、氷河湖(ターン)を調べ、氷河を撮影し、モレインを調べながらのトレッキングであった。ターンにはモレイン堰止湖と岩盤凹地(あるいはケトル湖?)があった。観察し撮影できた全ての氷河(クラプフ氷河を除く)は地図に載っている範囲(恐らく1988年以前)と比べると大幅に後退していた。なかでもジョーゼフ氷河は消滅寸前であった。文献によると、氷河面積は初登頂された1899年から104年後の1993年までに1/4強に減少している。

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