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ヘーゲル『精神現象学』「序説」第25節~第26節の解明
著者
山口 誠一
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 = Bulletin of Faculty of Letters, Hosei University
(
ISSN:04412486
)
巻号頁・発行日
no.73, pp.13-25, 2016
命題では絶対者が主体の表象主語である場合がある。しかし,命題では主体は叙述されない。主語「神」は名前にすぎない。述定によって主語は現実的知になる。また,純粋概念には意味のない音は本来不要である。しかるに「神」は主体表象の音にすぎない。命題形式における固定主語と述語の関係も外的である。述定運動は命題内容を主体として叙述する。知る主観の運動は命題内容そのものに属さない。述定運動も命題内容に属していない。Subjektは主体でもあり主語でもある。主体は静止した点ではなくて自己運動である。
言及状況
変動(ピーク前後)
変動(月別)
分布
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