- 著者
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大澤 淳
- 出版者
- 慶應義塾大学法学研究会
- 雑誌
- 法学研究 (ISSN:03890538)
- 巻号頁・発行日
- vol.83, no.3, pp.455-487, 2010-03
一 はじめに : 問題の所在1 国際政治理論とアナロジー, 不可到達性2 実験不可能性・非線形性シミュレーションモデル二 理論的背景と分析枠組み1 囚人のジレンマ・ゲームと均衡点2 有限回繰り返しゲームと均衡点3 無限回繰り返しゲームと協調関係の出現4 国際政治理論におけるネオ・ネオ論争と囚人のジレンマ・ゲーム三 小集団(模擬実験)レベルにおける協調の創発の分析1 ゲームの設計とルール2 模擬実験3 模擬実験結果四 考察および今後の課題 : 政策分析への可能性1 政策と理論の間から2 北朝鮮の核開発と危機, その収束3 ゲーム論による分析と協調関係安定のためのインプリケーション4 おわりに(補論) 北朝鮮の核開発と地震規模からの核実験規模推計