著者
多ケ谷有子
出版者
関東学院大学[文学部]人文学会
雑誌
関東学院大学文学部紀要 (ISSN:02861216)
巻号頁・発行日
vol.120, no.1, pp.73-107,

14世紀の頭韻詩、Sir Gawain and the Green Knight 解釈の一つの鍵は、1月1日の新年、新年の贈り物、新年のゲームをキー・ワードとする物語構造の仕組みである。本論ではこの物語構造の仕組みと仕掛けに関する考察を通して、貴族的遊びと貴族的精神の重層的意味が読み取れることを明らかにし、一つの読みを提示したい。SGGKの物語の構造を捉えたとき、まず、大きな枠組みとしては、全体がゲームであり、その大枠のゲームの中に、マトリョーシュカのように、いわば入れ子式にゲームが仕組まれている。この物語の構造は『詩編』などに見られるように、キアズマ、コンチェントリックといった詩形を取り入れているが、その詩形には物語の中心テーマが投影されている。したがって、物語全体をゲームととらえ、物語解釈のうえで重要な鍵となるキー・ワードを踏まえ、物語構造から見た一つの読みを試みる。

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こんな論文どうですか? Sir Gawain and the Green Knight における修辞的詩形の意味と役割||Sir Gawain and the Green Knight(多ケ谷有子), https://t.co/QmljgpYj3k
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