著者
西山 豊
出版者
大阪経大学会
雑誌
大阪経大論集 = Journal of Osaka University of Economics (ISSN:04747909)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.1-19, 2017-09

笹子トンネルの真相を探る会(代表:三宅勇次)は,2017年4月17日,笹子トンネルの内空調査を実施し,2012年12月2日に起きた天井板崩落の大惨事は,上り線の大月側L断面区間内の非常駐車帯(A-3)の設計,施工が大きく起因していることを突き止めた。以下,順を追って説明していく。この論考は国土交通省の「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会」(以後「事故調」とよぶ)の報告書と資料集(2013年),建設当時の設計・施工の概要を述べた周佐光衛氏の論文(1974年),崩落事故以降に発表した私の論文(2013年~2017年)を基本にまとめた。

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