著者
工藤 正隆 青木 成美
出版者
宮城教育大学特別支援教育総合研究センター
雑誌
宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要
巻号頁・発行日
no.2, pp.15-20, 2007-03

本研究では、日本全国の盲学校(66校)のホームページを中心に見やすさについて検討した。見やすさには、画面のコントラストやフォント、特にウェブの閲覧に際しては、背景の色・ハイパーリンク文字色などが大きく関与していると考え、実際に盲学校のホームページのトップページを調べた。同時に駅の券売機や銀行ATMも調査を行い、その見やすさについても検討した。その結果、見やすさに関しては、盲学校のホームページも券売機や銀行ATMも十分に満足できる水準とは言えない実態が明らかになった。その背景には、基準があってもその周知徹底がなされていないことなどが考えられる。特に盲学校のホームページは、地域の視覚障害教育の中心として、いろいろな人が情報を得るために閲覧する。また、学校の情報を地域に知らせる役割もあり、その役割は非常に重要であり、誰もが見やすいホームページ作りがとりわけ必要と言える。そこで今回は、画面表示に関わる制度上の問題点なども含めて、見やすい画面表示について検討することにした。

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こんな論文どうですか? 弱視者のアクセシビリティを考慮した画面表示の検討(工藤 正隆ほか),2007 https://t.co/TJlEqJgzxL

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