著者
三枝 優子
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.31-50, 2014-09

近年、多くの大学で実施されている授業評価だが、そのあり方は授業形態によって異なるものである。本稿では文学部開講科目の日本語教育実習授業で実施した授業評価について報告する。この評価の特徴としてプログラム評価の手法を用い複数の関係者による複眼的評価を行った点が挙げられる。一般の講義授業とは異なり、教師と学生のみならず実習機関の教師や学生など様々な立場の人が関わる教育実習における複眼的評価の有用性について言及する。さらに評価結果を利用した授業活動についても報告する。この活動の結果、実習生は評価結果を共有することにより授業改善のための評価の仕方を学べただけでなく、実習授業を俯瞰的により深く理解することが可能となった。

言及状況

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