- 著者
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河合 晋
岡崎女子短期大学現代ビジネス学科
- 雑誌
- 岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 地域協働研究 (ISSN:21892385)
- 巻号頁・発行日
- no.3, pp.1-11, 2017-03-31
企業では簿記を巡る一連の手続きが行われるが、こうした経理業務は歴史的に見ればついこの前までは全て「手書き」で行われていた。しかし、1970 年代後半「会計事務所専用機型会計ソフト」の登場、1980 年代後半「パッケージ型会計ソフト」の登場により、経理業務はコンピュータを利用した会計処理へと変化した。さらに、本格的な高度情報社会の浸透により、2010 年頃から「クラウド型会計ソフト」が登場し、主に中小企業や会計業界に大きな影響を与えている。こうした環境変化を概観し、簿記教育、特にコンピュータ会計教育の現状を調査、考察することが本稿の目的である。