著者
河合 晋 岡崎女子短期大学現代ビジネス学科
雑誌
岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 地域協働研究 (ISSN:21892385)
巻号頁・発行日
no.3, pp.1-11, 2017-03-31

企業では簿記を巡る一連の手続きが行われるが、こうした経理業務は歴史的に見ればついこの前までは全て「手書き」で行われていた。しかし、1970 年代後半「会計事務所専用機型会計ソフト」の登場、1980 年代後半「パッケージ型会計ソフト」の登場により、経理業務はコンピュータを利用した会計処理へと変化した。さらに、本格的な高度情報社会の浸透により、2010 年頃から「クラウド型会計ソフト」が登場し、主に中小企業や会計業界に大きな影響を与えている。こうした環境変化を概観し、簿記教育、特にコンピュータ会計教育の現状を調査、考察することが本稿の目的である。
著者
河合 晋 岡崎女子短期大学現代ビジネス学科
雑誌
岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 地域協働研究 (ISSN:21892385)
巻号頁・発行日
no.3, pp.1-11, 2017-03-31

企業では簿記を巡る一連の手続きが行われるが、こうした経理業務は歴史的に見ればついこの前までは全て「手書き」で行われていた。しかし、1970 年代後半「会計事務所専用機型会計ソフト」の登場、1980 年代後半「パッケージ型会計ソフト」の登場により、経理業務はコンピュータを利用した会計処理へと変化した。さらに、本格的な高度情報社会の浸透により、2010 年頃から「クラウド型会計ソフト」が登場し、主に中小企業や会計業界に大きな影響を与えている。こうした環境変化を概観し、簿記教育、特にコンピュータ会計教育の現状を調査、考察することが本稿の目的である。
著者
築山 高彦 山田 光治 愛知県西三河児童・障害者相談センター 岡崎女子短期大学幼児教育学科
雑誌
岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 地域協働研究 (ISSN:21892385)
巻号頁・発行日
no.1, pp.19-27, 2015-03-30

児童養護施設等で発生している暴力問題に対して、児童と職員の安心・安全な生活を保障する取り組みとして、安全委 員会方式が一定の効果を上げている。愛知県の児童相談所が施設と協働しながら、平成24年度からその導入に取り組んだ 具体的な状況について整理し、導入のために必要な条件として、①施設長のリーダーシップ、②中核的職員の存在、③理 事会の理解と支援、④児童相談所のバックアップの4点を、具体的に導入を進めて行く上での必要な手続きとして、①内 部委員の決定、②施設内コンセンサスの形成、③児童への周知・説明、④外部委員の選定・依頼・研修の4点を指摘し、 それぞれについて検討を加えた。
著者
築山 高彦 山田 光治 愛知県西三河児童・障害者相談センター 岡崎女子短期大学幼児教育学科
雑誌
岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 地域協働研究 (ISSN:21892385)
巻号頁・発行日
no.1, pp.29-37, 2015-03-30

安全委員会方式を導入している施設の活動の状況と職員へのアンケート調査から、安全委員会方式導入の効果と効果的 で安定的な安全委員会の運営のために必要なことについて検討した。導入の効果としては、個々の児童も職員も意識面や 行動面でよい変化が認められること、組織としての対応が徹底されたこと、関係機関との連携が強化されたこと、職員の 児童処遇への自信や安心感が生まれてきていることが挙げられた。また、効果的で安定的な安全委員会の運営のためには、 「丁寧で継続的な聞き取り調査の実施」、「厳重注意以前の対応の的確な選択」、「厳重注意の適切な実施と日々のアフター フォローの重要性」、「児童・職員への周知の徹底」を指摘した。
著者
蜂須賀 渉 岡崎市立男川小学校
雑誌
岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 地域協働研究 (ISSN:21892385)
巻号頁・発行日
no.2, pp.41-51, 2016-03-15

算数科において「見通し」をもつことは、子供自ら問題解決を進めていく上で重要である。木下竹次の「学習法」注1)に おける「問題解決の着手点」の考え方も同意と捉えている。前学年から本時に至るまでの系統的な教材分析を行い、関連 する学習内容やアイデア、方略を事前に指導してから本時の問題解決に入ることが必要である。本稿では、小学4年「何 倍でしょう」について、近隣の協働研究校の2つの授業実践の概要を紹介する。「前学年までの既習内容を意識させる復習 や本時の導入」や「見通しに気付かせる自力解決時の声かけ」は、子供たちが本時の問題解決で「見通し」をもって学習 を進めるために有効であると推察できる。