著者
越智 啓太
出版者
法政大学文学部
雑誌
法政大学文学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Letters, Hosei University (ISSN:04412486)
巻号頁・発行日
no.78, pp.185-194, 2019-03-18

本研究では,Schwartz et al.,(2002)の開発した消費行動における追求-後悔尺度(Maximization and Regret Scale)を恋愛関係に特化させた尺度を作成し,その妥当性と信頼性について検討した。その結果,この尺度の得点の高い恋愛マキシマイザーは恋愛に関する幸福感が低く,嫉妬認知をしやすく,多くの人と交際し,それぞれの交際期間は短いということが示された。また,恋愛における追求―後悔尺度の得点は,消費行動における追求―後悔尺度の得点と比較的高い相関をもっており,恋人選択過程と購買行動が類似したパターンを示すことがわかった。

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