- 著者
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岡村 季光
多根井 重晴
- 出版者
- 奈良学園大学
- 雑誌
- 奈良学園大学紀要 = Bulletin of Naragakuen University
- 巻号頁・発行日
- no.12, pp.23-28, 2020-03-10
本研究は、各SNSにおけるアカウント保有数に着目し、自己隠蔽傾向との関連を検討することを目的とした。SNSにおけるアカウント保有数について、Twitterは約40%の者が複数アカウントを保有していることが明らかとなった。各SNSアカウント保有数と自己隠蔽傾向の関連を検討した結果、Twitterと自己隠蔽は有意傾向の正の相関、Facebookとは有意の正の相関が認められた。青年期のSNSの利用において、アカウントを複数所持する者ほど、アカウントを使い分けながら、本当の自分は見せないようにふるまっている可能性が示唆された。