著者
倉地 真太郎
出版者
後藤・安田記念東京都市研究所
雑誌
都市問題 (ISSN:03873382)
巻号頁・発行日
vol.110, no.12, pp.84-102, 2019-12

本稿の目的は、デンマークの地方財政制度、特に地方政府における地方税率の決定方式を予算協調制度との関係から明らかにし、地方政府の課税自主権について考察することである。OECD 諸国の中で、デンマークの地方政府の課税自主権(税率操作権)は、他の北欧諸国と同様に強いといわれる。また、「8 割自治」と称されるように、豊富な地方税収によって高い自主財源比率が達成されている。デンマークの地方税収はそのほとんどが地方所得税によって占められており、8 割以上の納税者は所得税のうち地方所得税と社会保障拠出金のみを支払う

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こんな論文どうですか? デンマークにおける地方税、政府間協議制度、課税自主権に関する研究 : 分権的システムの再検討のために (特集 争訟リスクと自治体法務)(倉地 真太郎),2019 https://t.co/1V0u2vaEaO 本稿の目的は、…

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