- 著者
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茂木 清夫
- 出版者
- 東京大学地震研究所
- 雑誌
- 東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
- 巻号頁・発行日
- vol.47, no.3, pp.395-417, 1969-06
- 被引用文献数
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3
一つの地震の発生は,多かれ少なかれ,地殻応力の解放と地殻の構造状態の変化(破壊)をもたらし,その後の地震活動に何らかの影響を与えるものであり,とくに大きい地震ではその影響が著しいはずである.従って,地震活動の本質は,単に定常的なものとしてではなく,時間的.空間的に変化しつづけるものとして,動的な取扱いによって明らかにされると思われる.このような観点から,前回の報告にひきつづいて,最近の日本及びその周辺の地震活動にみられる時間的・空間的規則性を論じた.その結果を次に要約する.