著者
吉田 有希
出版者
佛教大学社会学研究会
雑誌
佛大社会学 (ISSN:03859592)
巻号頁・発行日
no.45, pp.71-75, 2021-03-20

不登校の児童・生徒の数は年々増加傾向にあり,大きな社会問題のひとつとなっている。教育学や心理学,福祉や精神医学分野における不登校研究は数多くみられるが,社会学の視点から考察された不登校研究は,あまり蓄積がなされていない。そこで,今日までに国内の社会学分野において不登校がどのように研究されてきたのかを,(1)社会学分野における不登校の捉えられ方,(2)不登校当事者からの視点,(3)不登校当事者の周辺人物からの視点,の3つのカテゴリにわけて整理した。そのうえで,今後社会学分野でどのような不登校研究が求められていくのかを考察していく。不登校問題不登校当事者社会意識

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