著者
吉田 茂晃
出版者
天理大学国語国文学会
雑誌
山邊道 (ISSN:05134625)
巻号頁・発行日
no.61, pp.99-108, 2021-01

接続形式「から」の用法上の特徴を、文末形式「のだ」および接続形式「から」の表現上の特徴から説明づけた論文である。「のだから」に内包される「のだ」は自身の知識の一項目を相手に提示する〈教示・強調〉用法の働きを持つことがほとんどであり、「のだから」に内包される「から」は、論理的な因果関係ではなく、後件の成立を促す〈根拠〉用法の働きを持っている。これらのことが「のだから」の前後件に一定の制限を加えるものと思われる。

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