著者
李 東珉 Min Lee Dong
出版者
創価大学大学院
雑誌
創価大学大学院紀要 = The bulletin of the Graduate School, Soka University (ISSN:03883035)
巻号頁・発行日
no.42, pp.15-30, 2021-03

国際開発協力とは、先進国と開発途上国の間だけではなく、開発途上国内に存在する開発及び貧富の格差を減らし、開発途上国の貧困問題の解決を通じて人間の基本権を守ろうとする国際社会の努力と行動を意味する。そのため、国際開発協力の一つである開発援助の重要性は高い。先進国の援助は当時の韓国経済の復興にとって大きな支えとなり、その結果として韓国は2000年にDAC援助受入国リストから卒業できた。2010年には国際開発委員会(DAC)の24番目加盟国となり、G20ソウルサミット(2010)と釜山で主催された世界開発援助総会(2011)を通し、効率的な援助及び開発効力に向けて主体的な役割を果たしている。さらに2020年は韓国がDAC加盟国になってから10周年を迎える年であるため、「開発効果」を改めて考える重要な起点として認識し、国際開発協力において積極的に提議していくリーダーになる必要がある。

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こんな論文どうですか? グローバルな開発協力に関する理論的な考察 ―韓国における政府開発援助(ODA)を中心に―(李 東珉ほか),2021 https://t.co/GBOnYB9cfu 国際開発協力とは、先進国と開発途上国の間だけではなく、開発途…

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