著者
上條 明弘
出版者
東京都立大学小笠原研究委員会
雑誌
小笠原研究年報 (ISSN:03879844)
巻号頁・発行日
no.44, pp.1-22, 2021-06-30

小笠原諸島は、日本本土と南洋諸島の中間地点に位置する。平坦な土地の多い硫黄島は飛行場の建設に適しており、日本が基地航空隊を配備した。硫黄島は、日本本土からマリアナ諸島などへ航空機を派遣する重要な位置を占めていたゆえに、アメリカ軍により徹底的に攻撃された。硫黄島基地航空隊は期待された機能を発揮できず、マリアナ沖海戦での日本敗北の一因となった。その後、日本軍は硫黄島を経由してサイパンの飛行場などを攻撃したため、硫黄島は米軍の激しい攻撃を受けた。また、B-29の緊急着陸飛行場を確保するため、硫黄島は米軍に占領され、日本本土空襲が激化した。

言及状況

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こんな論文どうですか? 1944年の小笠原への空襲について(その1) : 硫黄島の航空基地がマリアナ沖海戦と日本本土空襲にもたらした影響について(上條 明弘),2021 https://t.co/lX5HlqN3V9 小笠原諸島は、日本本土と南洋諸…

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