著者
高木 和子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.806-817, 2005
被引用文献数
1 1

「機関レポジトリ」のアイデアが現れたのは数年前にすぎないが,その後世界中で多くの機関がレポジトリを設置し始めた。これには,機関レポジトリ用のオープンソースや商用ソフトウエアの開発が大きく寄与している。稼動中の機関レポジトリの成功例としては,マサチューセッツ工科大学DSpace,カリフォルニア大学eScholarship,カリフォルニア工科大学CODA,サウザンプトン大学Sotonなどがある。その他多くの機関レポジトリはコンテンツ数が少なく小規模である。大手出版社がオープンアーカイビングへの制限政策を緩和したことや,政府資金を得た研究成果をレポジトリに登録することを義務付けようとする米国や英国の動き,新しい検索サービスなどは,機関レポジトリ発展への大きなはずみとなるだろう。

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こんな論文どうですか? 世界に広がる機関レポジトリ:現状と諸問題(高木 和子),2005 https://t.co/9N0d9Hu4Ya 「機関レポジトリ」のアイデアが現れたのは数年前に…
こんな論文どうですか? 世界に広がる機関レポジトリ:現状と諸問題(高木 和子),2005 http://t.co/DlD7uunYaa 「機関レポジトリ」のアイデアが現れたのは数年前に…

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