著者
柿本 祥太郎 森田 雅文
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.410-413, 1990
被引用文献数
1

大阪地下鉄リニアモーターカーの試験走行に同乗し、ペースメーカーにおよぼす電磁障害について検討した。リニアモーター周辺では最大6.5ガウスの磁場が発生していたが、ペースメーカー機能には影響をあたえなかった。車両内で最も強い磁場を発生する制御装置周辺では、坐位での胸の高さでは最大14ガウスで影響をあたえなかった。しかし座席の高さでは最大45ガウスの磁場が発生しており最低15ガウスで固定レートへの変化がみられた。この反応はペースメーカーの機種や方向によってさまざまであった。床面の高さでは最大145ガウスの磁場が発生しており全機種で固定レートへの変化がみられた。しかし磁力線の方向によってはまったく変化を示さない機種もあった。制御装置の取り付け方を改良することによって、車両内に漏洩する磁場を10ガウス以下に押さえ、ペースメーカーに及ぼす電磁障害を回避することが可能であった。

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こんな論文どうですか? 大阪地下鉄リニアモーターカーのペースメーカーに及ぼす電磁障害(柿本 祥太郎ほか),1990 https://t.co/zPF3CgsBnN
こんな論文どうですか? 大阪地下鉄リニアモーターカーのペースメーカーに及ぼす電磁障害(柿本),1990 http://id.CiNii.jp/V1AmI

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