- 著者
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勝本 慶一郎
新堀 立
奥野 隆久
竹内 慶治
- 出版者
- JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
- 雑誌
- 人工臓器 (ISSN:03000818)
- 巻号頁・発行日
- vol.14, no.3, pp.1458-1461, 1985
Activated Vitreous Carbon電極(AVCE)の臨床的評価を得るために、電極と生体との初期反応を2段階式植込法または、temporary-permanent法を用いて研究した。他のElsiloy電極やプラチナ電極との比較もおこなった。恒久的ペースメーカー植込適応患者を対象に、電極表面積12mm<sup>2</sup>のAVCEを48人に概み、25例は心室ペーシング、23例は心房ペーシングとした。他の37人は、表面積12と24mm<sup>2</sup>のElsiloyまたはプラチナ電極を用い、さらに他の13人は各種の他電極を用いた。<br>刺激閾値、電極間抵抗、分極電圧、心内R波高、心内P波高ならびに心内ST部分などの変動を、7日間にわたり追求した。AVCEは、心房、心室とも低い分極電圧を示したが、電流刺激閾値は、Elsiloyやプラチナ電極と同様の変動を示し、かならずしも低刺激閾値電極とは言えない。