著者
斉藤 孝明 鈴木 賢次郎
出版者
日本図学会
雑誌
図学研究 (ISSN:03875512)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.1-4, 2000

切断面実形視テストの誤答原因を立体視化等により奥行き感を調節する方法を用いて探る試みが行われている。本調査では先に報告した実写映像版MCTと同様の視差を持つ線画版立体視MCTを開発し、その結果を実写映像版や透視図版の結果と比較した。主な結果を以下に示す。平均得点は透視図版と変わらず、実写版よりも低い。問題毎の正解率は、透視図版に比べて一部の問題で増加しているが、一部の問題では減少しており、相殺されて平均得点に差が現れなかったものと思われる。実写版の平均得点が線画版よりも高いのは実写版に固有の「面の陰影」によるものと考えられる。線画版・実写版いずれの場合でも全解答時間および問題毎解答時間に差は認められなかった。

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こんな論文どうですか? 実写映像と線画による両眼立体視MCTの比較(斉藤 孝明ほか),2000 https://t.co/YFy0Tp1Fsd 切断面実形視テストの誤答原因を立体視化等に…
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こんな論文どうですか? 実写映像と線画による両眼立体視MCTの比較(斉藤 孝明ほか),2000 http://t.co/t0pYRgaQ7F 切断面実形視テストの誤答原因を立体視化等に…

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