著者
荒川 正博
出版者
日本門脈圧亢進症学会
雑誌
日本門脈圧亢進症学会雑誌 (ISSN:13448447)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.304-313, 2009

最近では食道静脈瘤の治療の多くが内視鏡を用いた食道静脈瘤硬化療法,静脈瘤結紮療法で,これらの治療の効果か,食道静脈瘤の破綻出血例がかなり減少している.筆者はこれら内視鏡的治療後の100例以上の剖検例を観察し,いくつかの論文として報告してきたので,本論文ではこれらの要約として主に画像を用いて整理してみた.言葉足らずの部分は参考論文を参照して欲しいと考えている.筆者が見てきた硬化療法の待機例,予防例は副作用も少なく,静脈瘤内には血栓形成が4本の静脈瘤に見られ,すだれ様血管走行部には地固めのため,線維化が見られた.筆者は静脈瘤結紮療法が急性期の破綻出血時には優れているが静脈瘤の消失を目的とした場合には硬化療法がより優れていると考えている.

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こんな論文どうですか? 食道静脈瘤に対する内視鏡的治療後の病理(荒川 正博),2009 https://t.co/9fuQd1AXJh 最近では食道静脈瘤の治療の多くが内視鏡を用いた食道静脈瘤硬化療法,静脈瘤結紮療法で,これらの治療の効果か,食道静…

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