- 著者
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金子 豊
- 出版者
- JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
- 雑誌
- 紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
- 巻号頁・発行日
- vol.55, no.12, pp.1717-1721,016, 2001
日本製紙岩国工場は, 1937年にパルプの生産から始まり, 平成9年のオンマシンコーターである9マシンの完成により, 現在, 上質紙, 上質コート紙を主体に65万トン/年の生産があり, この内コート紙は70%を占めている。<BR>工場にはコート紙製造設備として, 4, 5コーター, 9マシンの他に感熱原紙, 感圧紙抄造の3マシン, 1,2キャストコーターがある。<BR>上質コート紙を抄造する先の3台のコーターでは, その操業性改善の為岩国工場独自で取り組んできた設備が設置, 稼動している。<BR>(1) 操業中も使用可能な, パッキングロール自動サンディング装置<BR>(2) カラー排水処理専用のサイクルヒット設備<BR>(3) オフマシンコーターのスプライステープ検出装置等, コーター及び工場の操業安定に貢献している。