著者
森 日出丸
出版者
Japanese society of turfgrass science
雑誌
芝草研究 (ISSN:02858800)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.117-121, 1982

ペンクロスベントグラスの乾燥種子に放射線を照射し, その中から栄養体選抜して得られた, スプリングスの地上部栄養形態の特徴を, ペンクロスと比較し調査した。<BR>その結果は, 以下のように要約される。<BR>(1) 茎葉の伸長生長は, 終始ペンクロスが少し大きかったが, いつの時期においても有意差は認められなかった。<BR>(2) 葉身長は, スプリングスが長い形態となる傾向はあるが, 必ずしも有意な差をもって長くなるとはいいがたい。葉巾はいつの時期の測定においても, スプリングスが狭くなる。<BR>その他の葉の形態形質には差は認められなかった。<BR>(3) 節間長はスプリングスが20%ほど短かく, 節間径は, 10%ほど細い形質となる。<BR>(4) スプリングスは, 葉巾が狭く, 稈茎が短少であるため, 密度の高い芝生を形成する。又やや葉長が長いことから, よく低刈りにも耐えるものと考えられ, 極く短かく, 頻繁に刈込んで利用するゴルフ場のパッテンググリーンにはもっとも適応する品種であると考えられる。

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