著者
花輪 千秋 高橋 芳子 高橋 和子
出版者
公益社団法人 日本女子体育連盟
雑誌
日本女子体育連盟学術研究 (ISSN:18820980)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.22, pp.17-28, 2005

本研究は山形大学附属小学校中学年39名を対象に, 魂をゆさぶる「表現」の学習を成立させるための2年間の試みである。<BR>魂をゆさぶるためには, 価値とエネルギーを持つ教材が必要であり, 筆者らは国語で取り扱う名作の物語にそれを求めた。3年生時は『つり橋わたれ』, 4年生時は『花さき山』(共に8時間扱い) を素材として「表現」の指導を行った。国語では心情の読み取りを平行して行った。<BR>その成果として (1) 表現課題の設定により, 児童たちは主人公に自分の心情を重ねて表現することができた。(2) 感性に働きかける「音・ことば・物」でイメージを豊かにしたことによって「表現」が多様になり, 深くなった。(3) 物語の主人公を媒体に指導者と児童, 児童と児童が互いの心情に触れ, 魂をゆさぶる表現を生み出すことができた。

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