著者
上野 清一郎 小野田 静江 高田 久美子
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.227-233, 1979

基本的な図形として正方形をとり上げ, これを直線によってランダムに分割し, 分割部を2色でぬり分ける.このような分割図形を数多く作り, それらのイメージを, イメージ用語に対する答えから数値化してイメージ得点とし, これを統計量として図形の間のイメージの比較を行なった.他方図形を数量的に表現し, これらとイメージ得点との間を重回帰式によって関連づけた.これによると,<BR>(1) 今回の配色に関しては, 配色のちがいによるイメージの間には, 有意な差は見られなかった.<BR>(2) 図形を表現する要素 (物理的変数) からイメージへの寄与の仕方を見た場合は, 図形を組立てる多辺形の数ではその数の多いほど, また辺の数の総和ではその値の小さいほど, プラスイメージを与える.

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こんな論文どうですか? 図形とイメージについて I  方形の直線分割と2色ぬりの効果 1  分割線分をランダムに引いた場合:―分割線分をランダムに引いた場合―(上野 清一郎ほか),1979 https://t.co/0sr3QTF0oG

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