著者
小林 勝 山口 定次郎
出版者
社団法人 日本蚕糸学会
雑誌
日本蚕糸学雑誌 (ISSN:00372455)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.275-278, 1972

核多角体病ウイルスを接種したカイコの結紮分離腹部にエクジステロンを注射し, 強制的に蛹化させる処理を加えた場合の感染細胞におけるDNA合成を<sup>3</sup>H-チミジンを用いたオートラジオグラムで調べ, つぎの結果を得た。<br>1) 結紮分離腹部の感染数はエクジステロンを注射することにより, エクジステロンを注射しない場合の感染数よりも増加した。<br>2) エクジステロンを注射して15時間を経過した分離腹部の感染細胞核では, 対照のエタジステロンを注射しない分離腹都の感染細胞におけるよりも Virogenic Stroma への<sup>3</sup>H-チミジンの取り込み量と取り込んだ感染細胞数が多かった。したがってNPVに感染したカイコの結紮分離腹部にエクジステロンを注射して蛹化を促したものは, 対照の蛹化処理をしない分離腹部に比較して感染細胞におけるウイルスの増殖が促進されるものと考察された。

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こんな論文どうですか? 結紮蚕分離腹部における核多角体病ウイルスの感染増殖におよぼすエクジステロンの影響(小林 勝ほか),1972 https://t.co/nkU5O6d42w 核多角体病ウイルスを接種したカイコの結紮分離腹部にエクジステロンを注…
こんな論文どうですか? 結紮蚕分離腹部における核多角体病ウイルスの感染増殖におよぼすエクジステロンの影響(小林 勝ほか),1972 https://t.co/nkU5O6d42w 核多角体病ウイルスを接種したカイコの結紮分離腹部にエクジステロンを注…

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