- 著者
-
横平 弘
- 出版者
- 公益社団法人 土木学会
- 雑誌
- 土木史研究 (ISSN:09167293)
- 巻号頁・発行日
- no.14, pp.339-346, 1994
JR釧網本線は当初の路線計画策定後の路線変更に伴って、施工された現有路線は全体的に迂回路線となった。迂回の著しい2区間について、施工の難易姓や路盤建設費から直結線と比較した結果、いずれも施工難工区を有し、迂回に伴って必要となった費用は全竣工額の18.7%にも達したことから、路線建設の妥当性は不十分とみられ、迂回のより著しい1区間については当初計画 (直結近似) 路線の方が有利である。