著者
EL-SHERIF M. A. ALI A. H. BARAKAT M. I.
出版者
日本線虫学会
雑誌
日本線虫学会誌 (ISSN:09196765)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.55-59, 1994
被引用文献数
4

<I>Meloidogyne incognita</I>の卵塊および<I>Heterodera zeae</I>のシストからいくつかの細菌を分離した。殺線虫効果という点でそれらの細菌をスクリーニングした結果、5種が植物寄生性線虫に対して拮抗作用をもっていた。その分離株は、<I>Bacillus</I> sp.、<I>Corynebacterium</I> sp.、<I>Serratia</I> sp.、<I>Arthorobacterium</I> sp.、<I>Streptomyces</I> sp.であった。これらは、卵塊やシストに付随していることが多かった。その5つの分離株の培養液は、0.1%という低濃度でも<I>M.incognita</I>の卵の孵化を阻害した。0.6%濃度の培養ろ液は、<I>M.incognita、Rotylenchulus reniformis</I>ならびに<I>Tylenchulus semipenetrans</I>に高い毒性をもっていた。しかし、もっと低い濃度では、この毒性効果は線虫の種類によって異なった。

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@ant_onion @JRRTrollkin @mio_sng https://t.co/i99alwYpUs 綿花に大きな被害を齎す線虫ですね。

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