著者
菅井 勲 高久 清作 長谷川 武夫
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.295-299, 1978
被引用文献数
1

原子核物理実験に使用するセルフサポーティングのターゲット膜を作成するときに用いる数種類の剥離剤の有効の度合を調べた.塩化ナトリウム, 塩化バリウム, 塩化カリウム, ヨウ化セシウム, ティポール・ブドウ糖, ヨウ素酸カリウム, 雲母, ニトロセルローズおよびフォルンパールの剥離剤をスライドガラスに真空蒸着あるいはディピング法を用いて付着させた.<BR>ターゲット膜作成過程で剥離剤からそのターゲット中に混入すると思われる不純物の元素とその量を原子核反応の弾性散乱法を用いて測定した.またおのおのの剥離剤の有効の度合についてはターゲット膜の剥離の容易さによって決めた.

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