著者
森田 綽之
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.203-216, 2011
被引用文献数
1

日本の「道路構造令」に関わる解説書である「道路構造令の解説と運用」は初版の昭和35年から3回改訂されている.本稿ではその変遷の経緯,位置づけ,解釈を整理,体系化している.その結果,道路の構造の全国的統一を意図した当初の趣旨から地域に適した道路構造を実現するために政令の規定を弾力的に適用する思想へ変遷していること,道路分類において必ずしも階層性が明確でなく,利用者に提供すべき目標サービス水準やこれを実現する具体的な設計法が未確立であること,日交通量で需要と容量を取り扱うことで生じる矛盾を解消する必要があること,車線幅員や設計速度などの設定の経緯やその意味を改めて確認し,現在の道路の作り方や運用に対して適切な基準を検討する必要があることなどを明らかにした.

言及状況

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@haiko815 ソース元が現在メンテ中で申し訳ないですが、時速100km/hで対面通行すること前提で実験的にこの車線幅に決まったらしいですね あと、これ以上車線幅が広いと1車線を実質2車線として使われて安全上問題があるって事情もありますが・・・ https://t.co/dqHwk2loHk

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