著者
福田 珠恵
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.41-50, 2005
被引用文献数
1 2

本研究は, 老年期に痴呆症という病を生きる体験とはどのようなものかを明らかにすることを目的とした. 痴呆性高齢者専門グループホームでケアに参加しながら44日間のフィールドワークを行い, 情報提供者14名に起こった出来事, 会話, 表情, ふるまいの観察記録, 日記をデータとし, グループホームの日誌, 家族と援助員の話を補足データとした. データの意味を解釈し共通する内容をテーマとした. その結果,《痴呆症という病の始まり》《我が家への思い》《閉ざされた感覚》《自分が存在しない》《他者との関係に見える情けない自分》《何もわからなくなる自分と折り合うための対処》《生きる支え》の7つのテーマが抽出された. 老年期に痴呆症という病を生きる体験は, 自己の存在が不確かになる中で, 再び自己の存在の確かさを求めてゆく過程であることが示唆された.

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こんな論文どうですか? 老年期に痴呆症という病を生きる体験:『自己の存在の確かさを求めて』:病の兆候からクリレープホーム入居後まで(福田 珠恵),2005 http://t.co/OGvw7HuMhN
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