著者
立部 紀夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.D07, 2004

筆屋の看板が初めて絵画資料に描かれるのは、1487年(文明19)に成った「星光寺縁起絵巻」であり、筆売りの家に小さな看板が描写されている。続いて、室町時代後期に制作された町田本・高橋本の二つの「洛中洛外図」には筆屋の看板が同じ形態で複数描かれていることを知る。当時の看板は町屋正面の格子窓の中央上部の位置に掲出されており、絵馬形の板の中央に、筆を単体で縦に大きく描いた簡潔な意匠であった。色彩は白・赤・黒が使われていた。

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同じ立部先生の論文にあった。こんな控えめな絵かなんか貼ってあっただけなんだね。 筆屋の看板について https://t.co/AU3ueklX3Z

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