著者
朝蔭 孝宏
出版者
JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY
雑誌
頭頸部外科 (ISSN:1349581X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.23-26, 2014

これまでの専門医試験を振り返り,その問題点を挙げる。一つ目の問題点は,A問題がん治療総論とB問題頭頸部総論で重複してしまう領域が多く存在することである。B問題の頭頸部総論については,そのカテゴリーの存続を含めた大幅な見直しが必要と考えた。もう一つの問題点は,領域ごとの作成問題数の偏り,書式フォーマットの不統一,そして解説の不備である。これらの問題は試験問題作成依頼の時点で見本を呈示することにより解消可能と考えた。また,一昨年から面接の時間が7分から20分へと延長されたが,どのような試問がふさわしいのか,また面接者間で評価法を統一するにはどうすればよいのか,などはこれからの課題と考えた。

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