著者
横井 遥 福田 里砂
出版者
一般社団法人 日本医療情報学会
雑誌
医療情報学 (ISSN:02898055)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.49-59, 2013

近年,急速にインターネットの利用が普及し,患者・家族が病気や治療に関する情報を入手する機会が増えているが,その情報の信頼性は不明である.そこで,体験した事例をもとに,術後疼痛に関する情報を掲載しているサイトの信頼性を検討した.<br/> 調査は,開腹手術後の術後疼痛についての情報を掲載している75サイトを対象に,eヘルス倫理コード2.0の4つの大項目(基本情報の開示,コンテンツ,コミュニケーション,プライバシー)について,3段階で評価し,サイト種(一般サイト,個人サイト,ブログ,掲示板)ごとに単純集計を行った.<br/> 基本情報に関しては,掲示板ではほとんどのサイトで開示されていたが,その他の種類のサイトでは開示が不十分であった.また,コンテンツ,コミュニケーションの提供者に関する基本的な情報の開示は,すべての種類のサイトで5割に満たなかった.情報の客観性・正確性,医学情報の水準の妥当性が確保されているサイトは,一般サイトで45.0%であったが,その他の種類のサイトではほとんどなかった.個人情報の取得者,管理者は,一般サイト,ブログでは5割以上のサイトで記載されていたが,掲示板では1割に満たなかった.

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こんな論文どうですか? インターネット上の医療情報の信頼性の検討:開腹手術に伴う術後疼痛に関する情報について(横井 遥ほか),2013 https://t.co/BNrCr30zZ9 近年,急速にインターネットの利用が普及し,患者・家族が病気や治療…
こんな論文どうですか? インターネット上の医療情報の信頼性の検討:開腹手術に伴う術後疼痛に関する情報について(横井 遥ほか),2013 https://t.co/BNrCr30zZ9

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