著者
善 正二郎 奥田 充 藤 晋一
出版者
日本植物病理學會
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.76, no.4, pp.269-274, 2010

アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)はトマト黄化えそウイルス(TSWV)をタイプ種とするトスポウイルス属に属し、ネギアザミウマにより媒介される。IYSVはダッチアイリスから最初に分離されたウイルスであり、我が国ではアルストロメリアで初めて感染が報告された。その後、トルコギキョウ、タマネギ、ネギ、ニラで発生が報告されている。宿主植物のIYSVによる病徴は、えそ輪紋、えそ斑点、えそ条斑など様々であるが、発病部位である葉が商品価値に影響を与えるトルコギキョウやネギなどでは、IYSVの発生が直接、農家経営に影響を与えるため、発生地域では生産上の重要な病害となっている。本研究では、ネギアザミウマまたはアザミウマ類に農薬登録がある数種の殺虫剤について残効期間とIYSV感染に対する抑制効果を検討した。

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こんな論文どうですか? ネギアザミウマ(Thrips tabaci Lindeman)に対する数種殺虫剤の残効期間とIris yellow spot virus(IYSV)感染阻止効果(善 正二郎ほか),2010 … https://t.co/onQXRVt7no
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