著者
松波 成行
出版者
The Imaging Society of Japan
雑誌
日本画像学会誌 (ISSN:13444425)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.246-253, 2011

有機ELの産業化はその自発光性の特性を活かし,まずはディスプレイ分野で液晶の置き換えが図られている.アクティブマトリクス駆動の有機ELは2007年から中小型ディスプレイとして主に携帯電話の主画面に使われるようになり普及がはじまった.ディスプレイ用途の有機ELは製造技術において韓国・Samsung電子が圧倒的に先行している.一方,この数年で有機材料の技術では効率も発光寿命も大幅に改善し,定格輝度の厳しい照明分野で採用がはじまった.照明分野では世界的にも日本のメーカーの製造が優勢である.本稿ではディスプレイと照明の産業ベースでニュースリリースされた商品やスペックを通じて,近年の有機ELの技術動向と今後の展望についてまとめてみたい.

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