- 著者
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岩本 直也
今井 覚志
斎藤 隆文
- 出版者
- The Society of Physical Therapy Science
- 雑誌
- 理学療法科学 (ISSN:13411667)
- 巻号頁・発行日
- vol.29, no.6, pp.849-856, 2014
〔目的〕競技経験が異なる群間の動作分析実験から,動作の差異を考察し,初心者指導を検討する.〔対象〕ボクシング経験者(26.2±6.1歳)と未経験者(31.3±1.2歳)各5名とした.〔方法〕実験では光刺激を合図に右ストレートで,すばやくターゲットを打つことを要求した.測定装置は筋電計と床反力計を用い,定量化した特徴量を基準に動作を4期間に分割した.測定指標は,6期間時間,床反力作用点(COP)軌跡変位量,および筋活動の各特徴量とし,群間で統計学的解析を行った.〔結果〕経験群でパンチモーション期間の短縮,COP軌跡変位量に準備期の減少と減速期の増加,2筋における筋活動開始時点の変化,および3筋に筋活動時間の短縮が確認された.〔結語〕競技初心者に対して構えの設定に着目し指導教示を検討した. <br>