著者
大町 麻子 石岡 克己 寺尾 晶 木村 和弘
出版者
Japanese Society of Pet Animal Nutrition
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.21-22, 2007

肥満した7頭のビーグル犬(平均体重20.7±1.3kg、体脂肪率34.2±3.1%)において24時間絶食時の血中グルコースおよびインスリン濃度は各々96.5±1.1mg/dLと1.24±0.52ng/mLであった。これらの犬を4ヵ月の食事制限により減量させると体重は17.0±0.9kg、体脂肪は23.7±2.1%と減少した。この時グルコース濃度は変化しなかったが、インスリン濃度は0.55±0.26ng/mLに減少した。減量群は肥満群に比ベインスリン感受性が改善されており、エネルギー摂取量の抑制で肥満度の低下と病態の改善が可能であることが示された。

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