著者
土屋 伸夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.105, 2005

<B>研究意義</B>_-_デザイン史においては、1953(昭和28)年における多くの建築家が 創立に関わった国際デザインコミッティーの結成や1961(昭和36)年におけるグッドデザインコミッティーが「グッドデザイン」展開始というような日本デザインコミッティーの前身に関わる事象を取り上げている。しかし、デザインギャラリーそのものについては、その系譜となるものが充分研究されていない。つまり、先行研究がほとんど見あたらない。<BR><B>研究目的</B>_-_デザインギャラリーを通じて、特にその企画展からデザイン史を俯瞰しようとするものである。<BR><B>研究方法</B>_-_文献や企画展案内状などの資料などを活用して行う。研究結果_-_戦前期においては、資生堂ギャラリーがデザインギャラリーの黎明として位置づけることができる。<BR><B>研究考察</B>_-_資生堂ギャラリーは美術展を中心に活動していたが、その一部に今日のデザイン領域である建築・デザイン・写真の企画展が開催されている。ギャラリーの役割としては会期が3_から_6日間と短かった。ただ、学芸員の存在はいなかったが、福原信三という目利きによって、企画展の質が保たれ、建築家・デザイナーの新作発表支援と同時にデザイン啓蒙支援やデザイン流通支援に貢献した。<BR>

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こんな論文どうですか? デザインギャラリーの研究:その企画展に関する考察(1) - 資生堂ギャラリー(土屋 伸夫),2005 https://t.co/RuVznaOL2A

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