著者
土屋 伸夫
出版者
アート・ドキュメンテーション学会
雑誌
アート・ドキュメンテーション研究 (ISSN:09179739)
巻号頁・発行日
no.13, pp.30-43, 2006-03-31

In this study I focus on the six hundred temporary exhibitions held for forty years by the Design Gallery 1953 of Matsuya Department Store in Tokyo. The aim of this paper is to examine the importance of the exhibition data which is composed of the images of the invitation postcards of each exhibition in order to study the history of modern design in Japan. We can employ the results shown in this study to make the social role of those exhibitions clear from the point of view of the Art Environment Support.
著者
土屋 伸夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.171-171, 2006

<B>研究意義</B>_-_デザイン史においては、1953(昭和28)年における多くの建築家が創立に関わった国際デザインコミッティーの結成や1961(昭和36)年におけるグッドデザインコミッティーが「グッドデザイン」展開始というような日本デザインコミッティーの前身に関わる事象を取り上げている。しかし、デザインギャラリーそのものについては、その系譜となるものが充分研究されていない。つまり、先行研究がほとんど見あたらない。<B>研究目的</B>_-_デザインギャラリーを通じて、特にその企画展からデザイン史を俯瞰しようとするものである。<B>研究方法</B>_-_文献や企画展案内状などの資料などを活用して行う。<B>研究結果</B>_-_戦後期においては、デザインギャラリー銀座・松屋がデザインギャラリーとして位置づけることができる。<B>研究考察</B>_-_戦前は資生堂ギャラリー(昨年の第52回日本デザイン学会春季大会口頭発表)、戦後はデザインギャラリー銀座・松屋がデザインギャラリーの存在を公に認知させてきたということが言える。つまり、資生堂ギャラリーとデザインギャラリー銀座・松屋の企画展により、デザイン文化の形成およびデザイン文化の向上に大いに貢献してきた。特に、デザインギャラリー銀座・松屋は、デザイン啓蒙支援・デザイン流通支援をもとに展開されてきたことが明らかになった。
著者
土屋 伸夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.105, 2005

<B>研究意義</B>_-_デザイン史においては、1953(昭和28)年における多くの建築家が 創立に関わった国際デザインコミッティーの結成や1961(昭和36)年におけるグッドデザインコミッティーが「グッドデザイン」展開始というような日本デザインコミッティーの前身に関わる事象を取り上げている。しかし、デザインギャラリーそのものについては、その系譜となるものが充分研究されていない。つまり、先行研究がほとんど見あたらない。<BR><B>研究目的</B>_-_デザインギャラリーを通じて、特にその企画展からデザイン史を俯瞰しようとするものである。<BR><B>研究方法</B>_-_文献や企画展案内状などの資料などを活用して行う。研究結果_-_戦前期においては、資生堂ギャラリーがデザインギャラリーの黎明として位置づけることができる。<BR><B>研究考察</B>_-_資生堂ギャラリーは美術展を中心に活動していたが、その一部に今日のデザイン領域である建築・デザイン・写真の企画展が開催されている。ギャラリーの役割としては会期が3_から_6日間と短かった。ただ、学芸員の存在はいなかったが、福原信三という目利きによって、企画展の質が保たれ、建築家・デザイナーの新作発表支援と同時にデザイン啓蒙支援やデザイン流通支援に貢献した。<BR>
著者
土屋 伸夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.82, 2008

●研究意義-デザイン史においては、1953(昭和28)年における多くの建築家 が創立に関わった国際デザインコミッティーの結成や1961(昭和36)年にお けるグッドデザインコミッティーが「グッドデザイン」展開始というような 日本デザインコミッティーの前身に関わる事象を取り上げている。しか し、デザインギャラリーそのものについては、その系譜となるものが充分 研究されていない。つまり、先行研究がほとんど見あたらない。●研究目的-デザインギャラリーを通じて、特にその企画展からデザイン史 を俯瞰しようとするものである。●研究方法-文献や企画展案内状などの資料などを活用して行う。●研究結果-戦後において、デザインギャラリー銀座・松屋がデザインギャ ラリーの基本モデルとして位置づけることができる。その結果をふまえ て、東京デザイナーズ・スペース(TDS)と比較検証することで、TDSの特徴 がより鮮明に理解することができる。●研究考察-戦前は資生堂ギャラリー(第52回日本デザイン学会春季大会口 頭発表)、戦後はデザインギャラリー銀座・松屋(第53回日本デザイン学 会春季大会口頭発表)がデザインギャラリーの存在を公に認知させてき た。その後、デザインギャラリー銀座・松屋やTDSの企画展により、デザイ ン文化の形成およびデザイン文化の向上に対して大いに貢献してきた。特 に、TDSは、新作発表支援・デザイン啓蒙支援をもとに展開されてきたこと が明らかになった。
著者
土屋 伸夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.53, pp.338-339, 2006-06-20

In this study I focus on the six hundred temporary exhibitions held for forty years by the Design Gallery 1953 on the 7^<th> floor of Matsuya Department Store in Ginza, Tokyo. In 1964 the Design Gallery was established by Matsuya Department Store and the Japan Design Committee organized in 1953. The aim of this paper is to examine the importance of the exhibition data which is composed of the image of the invitation postcard of each exhibition in order to study the history of modern design in Japan.