著者
土屋 伸夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.171-171, 2006

<B>研究意義</B>_-_デザイン史においては、1953(昭和28)年における多くの建築家が創立に関わった国際デザインコミッティーの結成や1961(昭和36)年におけるグッドデザインコミッティーが「グッドデザイン」展開始というような日本デザインコミッティーの前身に関わる事象を取り上げている。しかし、デザインギャラリーそのものについては、その系譜となるものが充分研究されていない。つまり、先行研究がほとんど見あたらない。<B>研究目的</B>_-_デザインギャラリーを通じて、特にその企画展からデザイン史を俯瞰しようとするものである。<B>研究方法</B>_-_文献や企画展案内状などの資料などを活用して行う。<B>研究結果</B>_-_戦後期においては、デザインギャラリー銀座・松屋がデザインギャラリーとして位置づけることができる。<B>研究考察</B>_-_戦前は資生堂ギャラリー(昨年の第52回日本デザイン学会春季大会口頭発表)、戦後はデザインギャラリー銀座・松屋がデザインギャラリーの存在を公に認知させてきたということが言える。つまり、資生堂ギャラリーとデザインギャラリー銀座・松屋の企画展により、デザイン文化の形成およびデザイン文化の向上に大いに貢献してきた。特に、デザインギャラリー銀座・松屋は、デザイン啓蒙支援・デザイン流通支援をもとに展開されてきたことが明らかになった。

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こんな論文どうですか? デザインギャラリーの研究:その企画展に関する考察(2)_-_デザインギャラリー銀座・松屋(土屋 伸夫),2006 https://t.co/nrSUnw4C3t <B>研究意義</B>_-_デザイン史においては、1953(昭…
こんな論文どうですか? デザインギャラリーの研究:その企画展に関する考察(2)_-_デザインギャラリー銀座・松屋(土屋 伸夫),2006 https://t.co/EnRimS4bm7

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