著者
東 禹彦
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
雑誌
皮膚の科学 (ISSN:13471813)
巻号頁・発行日
vol.5, no.6, pp.456-460, 2006

陥入爪の治療として行ってはならない治療法は楔形切除法,フェノール法および爪甲側縁先端を切除する方法である。形状記憶合金板法,B/Sブレイス法,超弾性ワイヤー法は柔軟性のある巻き爪に対しては有用な治療法であるが,深爪で起きる陥入爪に対しては有用性が低い。VHO法は柔軟性のある巻き爪や爪甲側縁の長い軽症の陥入爪に対しては有用である。一方,アクリル人工爪療法は全ての症例,すなわち重症の巻き爪や陥入爪に対しても有用である。

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