著者
齋藤 美絵子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

近年、屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で多様なディスプレイや表示機器が設置され、情報が提供されている。これまでの電子看板といえば、ビルの外壁に設置された大型街頭ビジョンが代表的であったが、近年、それとは対極といえる小さなディスプレイが活用の場を広げている。エレベーターや電車内では見慣れた存在となってきたが、自動販売機に組み入れられたり、トイレの中にまで設置されたり、事例は増加の一途を辿っている。 現在の小型ディスプレイの普及状況をみると圧倒的に広告分野での活用が多く、営利を目的とする情報発信が目立つが、実は広告以外のコンテンツの需要は多い。特に今後は、学校や病院などでの情報発信ツールや企業内の連絡ツールとして広がっていくことが考えられる。 そこで本研究では、小型ディスプレイの活用の場を教育機関に限定し、利用者自身が操作し閲覧できるタイプの小型ディスプレイの情報伝達能力や、楽しさといったエンターテイメント性についての評価を明らかにする。教育機関における情報伝達や情報サービスを視野にいれることは、本研究の特色といえる。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 教育機関における情報発信のための小型ディスプレイの評価(齋藤 美絵子),2012 https://t.co/pw0shdYE5t 近年、屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で多様なディスプレイや表示機器が設置され…

収集済み URL リスト