著者
齋藤 美絵子 高野 裕子 嘉数 彰彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.56, pp.80-81, 2009-06-20

I will lead the way to attract passers' attention to movie billboards to improve the situation of them in Okayama as a model case in a regional city. As a result of examination of movie billboards in Okayama,it developed that passers saw movie billboards a moment but didn't remember about the contents of televised programs. So,I aimed at "focal attention". I formed the hypothesis that the effective way to prompt focal attention is televising using short movies between programs. To inspect the effect, I did the experiment to compare the cases when subject watched interesting short movies or not. As a result of it,I confirmed interesting short movies made subjects watch consciously.
著者
齋藤 美絵子 高野 裕子 嘉数 彰彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.B19, 2009

大型街頭ビジョンは、街の華やかさや賑わい、新しさを象徴する存在として人々に親しまれている。また、災害時の情報発信などの情報伝達メディアとして期待されている。しかしその効果が発揮されているのは、東京や大阪などの大都市の一部のビジョンにすぎない。地方都市では、大型街頭ビジョンをうまく活用することができず、効果が発揮できていないものが多いのが現状である。本研究では、地方都市のモデルケースとして、岡山市内の大型街頭ビジョンの現状を改善するため、通行者に注目させる方法を研究する。岡山市内の大型街頭ビジョンの調査から、一瞬目を向ける通行者はいるが長時間の視聴にはならず放映内容が意識に残るほど視聴されていないことが明らかになった。そこで、「焦点注目反応」と呼ばれる意識的な注目反応に着目し、既存のコンテンツとコンテンツとの間に通行者の興味をひく短い映像を挟みこむと効果的であるという仮説を導き出した。その効果を検証するため、注目反応を促す映像がある場合とない場合を比較する実験を行い、その結果から、注目反応がある場合の方が意識的に視聴していたということが明らかになった。
著者
齋藤 美絵子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

近年、屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で多様なディスプレイや表示機器が設置され、情報が提供されている。これまでの電子看板といえば、ビルの外壁に設置された大型街頭ビジョンが代表的であったが、近年、それとは対極といえる小さなディスプレイが活用の場を広げている。エレベーターや電車内では見慣れた存在となってきたが、自動販売機に組み入れられたり、トイレの中にまで設置されたり、事例は増加の一途を辿っている。 現在の小型ディスプレイの普及状況をみると圧倒的に広告分野での活用が多く、営利を目的とする情報発信が目立つが、実は広告以外のコンテンツの需要は多い。特に今後は、学校や病院などでの情報発信ツールや企業内の連絡ツールとして広がっていくことが考えられる。 そこで本研究では、小型ディスプレイの活用の場を教育機関に限定し、利用者自身が操作し閲覧できるタイプの小型ディスプレイの情報伝達能力や、楽しさといったエンターテイメント性についての評価を明らかにする。教育機関における情報伝達や情報サービスを視野にいれることは、本研究の特色といえる。
著者
齋藤 美絵子 嘉数 彰彦 末吉 陽子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.F02-F02, 2007

現在、経済や社会の複雑化が、社会的・精神的なストレッサーの増加を引き起こし、その結果、多様なリラックスを目的とした商品やサービスを生み出してきた。人間は知的情報の8割を視覚から受信しており、これを利用することで、効果的にリラックスできるのではないかと考えられるが、現在視覚を利用した商品・サービスは数少ない。リラクセーションコンテンツはテレビやDVDで視聴できる視覚を利用したリラクセーション法であるが、その効果は客観的に実証されていない。本研究は実験により客観的にリラックス効果があると考えられる映像の要素を探ることが目的である。実験方法としては、被験者に様々なサンプル映像を視聴してもらい、視聴前後にストレス反応の測定とアンケート調査を行い、その結果であるストレス反応の客観的な増減と、被験者の自己判断を元にリラックスしたかどうかを判断する。
著者
野宮 謙吾 齋藤 美絵子 西田 麻希子 西垣 浩行
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第55回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.183, 2008 (Released:2008-06-16)

近年の実践事例にも見られるように国公立大学においては、独立行政法人化以降の「新たなイメージづくり」が大きな課題となっている。本研究チームでは、まず国公立大学を中心に大学におけるVI(ビジュアルアイデンティティ)に関する研究を行い、大学の理念がどのような手法によって視覚造形化されているかについて調査分析を行った。また、大学のイメージとVI及び広報・広告の関係について他大学の事例調査を行うとともに、岡山県立大学(以下、本大学)のイメージについてアンケート調査を実施した。本研究では、これらの分析結果を参考に、本大学VIの整備に取り組んだ。まず、シンボルマーク及びロゴタイプ等ベーシックデザインを策定し、次に名刺、封筒他アプリケーションデザインへの展開を試みた。
著者
齋藤 美絵子 嘉数 彰彦
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第55回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.132, 2008 (Released:2008-06-16)

近年、映画やテレビドラマのロケ誘致が地域経済に与える影響について注目され、地域を広くアピールできイメージアップにもつながるとして、全国各地でロケ誘致合戦を繰り広げている。また、ロケを誘致・支援するフィルムコミッションの設立も盛んで、その団体数は全国で100を超え増加の一途を辿っている。 本研究では、このロケ誘致における効果的なプロモーションコンテンツとはどのようなものかを探り、提案する。また、ロケ誘致に有効と考えられるプロモーションコンテンツの制作を産官学連携事業として取組むメリットも明らかにしたい。また、制作したプロモーションコンテンツはロケ誘致を目的とするに留まらず、観光振興に有効であるものを目指す。