著者
二宮 健一
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

1906年に米国で生じたペンテコスタリズムは、その後グローバルに拡散し、多様なローカル化の様相を見せている。ジャマイカの場合、ペンテコスタリズムは、アフリカ的信仰形態とキリスト教が習合した「リバイバリズム」の信者を吸収して成長した。本発表では、ジャマイカのペンテコステ派教会はリバイバリズムを蔑視、批判する一方、その音楽活動はリバイバリズムの影響を残し、一部で両者の交流も創出していることを示す。またこの考察を通して、ペンテコスタリズムと在来宗教の関係を音楽的側面から分析するアプローチの可能性を検討する。

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