著者
井出 留美
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
巻号頁・発行日
vol.25, 2014

世界の生産量の3分の1にあたる13億トンの食料が毎年廃棄されている。世界には、一日1.25米ドル未満で生活する食料に困窮する人が12億人以上いる。この食品ロスと食料困窮という不均衡を緩和し、エネルギー消費を抑制する方策の一つが、余剰食料を困窮者へ繋げるフードバンク活動である。1967年米国で始まったフードバンクは、日本はじめ世界36カ国以上に拡がっている。食べられるにも関わらず廃棄される食品の、生産量に対する割合は農産物が最も高く、世界のどの地域でも生産量の50%程度を廃棄している。本研究では、国内でのフードバンクの実績が無いフィリピンを対象に、余剰農産物を困窮者に届ける試みをおこない、食品ロスの削減と食料困窮の改善が実現できるか検証した。その結果、フィリピンで廃棄されるはずだった余剰オクラ5.8トンを16の生活困窮者支援施設に44回届け、食品ロスの削減と食料困窮者の貧困緩和を実現できた。

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こんな論文どうですか? 食品ロス削減と貧困緩和のための余剰農産物の活用:フィリピン・タルラック地区を事例にしたフードバンク(井出 留美),2014 https://t.co/9KDig4iun7 世界の生産量の3分の1にあたる13億トンの食料が毎年…
こんな論文どうですか? 食品ロス削減と貧困緩和のための余剰農産物の活用:フィリピン・タルラック地区を事例にしたフードバンク(井出 留美),2014 https://t.co/9KDig4iun7 世界の生産量の3分の1にあたる13億トンの食料が毎年…

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