- 著者
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サイトウ アキヒロ
- 出版者
- 一般社団法人 画像電子学会
- 雑誌
- 画像電子学会研究会講演予稿
- 巻号頁・発行日
- vol.10, pp.25-27, 2010
「ゲームニクス」とは任天堂が製品開発に対してとても重要視している考え方であり、ノウハウでもあります。ゲーム市場を維持していくためには、粗悪なソフトの市場流通の阻止と考えた任天堂は、「スーパーマリオクラブ」というソフトの品質をチェックする機能を社内に作りました。そこでお客様が何を求めているのかを具体的に知っていくとともに、その要望を具現化していったのが「ゲームニクス」なのです。ゲームニクスは大きく5つの要素があり、それぞれに細かく細分化された項目で構成されています。これらはすべて快適な操作性の実現と思わず夢中にさせてしまうためのノウハウなのです。これはゲーム以外でも応用が利くノウハウでもあります。最新の技術も操作性が良くなければ誰も使ってはくれません。"手触り感の良い操作感"が実現できて始めて先端技術はユーザーにとっての魅力となるのです。