著者
金 聖愛 川端 康弘
出版者
一般社団法人 日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.143-153, 2017

<p>本研究は北海道在住の20代から30代前半の学生に対して,単色及び左右並びの2色配色に対する好ましさの評価を行い,現代の若者の色の嗜好性について検討するとともに,評価にかかる反応時間および視線の動きをあわせて測定した.色の好ましさの評価については,配色の構成色間の距離に関わらず,ライトトーン(高輝度,低彩度)の配色構成がビビットトーン(低輝度,高彩度)やダークトーン(低輝度,低彩度)より好まれ,赤-緑系より青-黄系の方に人気があった.さらに,使用した2色が同じであっても,左から右へ暖色から寒色を並べた2色配色は,寒色から暖色を並べた2色配色より好まれた.また反応時間については,単色及び配色の好ましさの評価が高いほど短く,全般的に配色よりも単色の方が長かった.視線の動きに関しては左から右の順が暖色から寒色の場合,配色構成の距離に関わらずどの2色配色でも左より右の色に視線を多く向け,注視時間も長かった.</p>

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こんな論文どうですか? 2色配色における好ましさと反応時間及び視線の動きとの関連(金 聖愛ほか),2017 https://t.co/dX1PBT80AF
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