著者
長岡 栄
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.100-107, 2017

航空輸送では安全を最優先の要件とし,リスクに基づく安全管理が行われている.安全向上策として,まず航空機などのシステムの構成要素への安全規格の設定などがある.これには安全リスクが許容可能か否かを判定するため安全性評価が必要である.このため,運用規格と関連した航空機の衝突リスクなど,多くのリスク評価が行われてきた.近年では,こうした構成要素の規格に加え,事故を未然に防止するため,システム全体としての安全管理が義務付けられている.本稿では,航空輸送の分野における安全向上のための方法の変遷を概観し,そこでの安全性評価の方法,安全管理の考え方などを解説する.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

航空輸送にもリスク評価が使われてきたというお話。長岡(2017) CiNii 論文 -  航空輸送の安全向上の方法について https://t.co/FoSU4sE6y3 #CiNii

収集済み URL リスト